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日々のこと

2026.08.07 Fri

title : 吊り構造

「ここに壁があると駐⾞しづらい」「柱がなければ、もっとすっきり⾒える」狭⼩住宅の設計では、こうしたご要望がよく挙がります。構造形式を鉄筋コンクリート造や鉄⾻造に変更すれば、解決できる場合もあります。しかし、それに伴うコストの増加は避けられません。

昨今の建築費⾼騰を踏まえると、可能な限り⽊造のまま解決することが望ましいと考えています。トップ画面にある写真は、実際に弊社で設計‧施⼯させていただいた間口3.3mの住宅です。「吊り構造」を採⽤することで柱を省略し、必要な駐⾞スペースを確保しました。掲載している画像は、地震時に建物がどのように変形し、どの程度たわむのかを確認するための構造シミュレーションです。耐震等級3を 確保しながら実現した、⽊造のキャンチレバー構造。構造設計には、建物の条件や予算に応じて、さまざまな選択肢と解決⽅法があります。

単に柱や壁をなくすのではなく、⼒の流れを読み解き、安全性と空間の⾃由度を両⽴させることが重要です。コストを抑えながら、デザインと構造を両⽴する。⽬に⾒える美しさだけでなく、それを成⽴させる仕組みまで丁寧に考えることが大切です。

 

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