寒くなってきましたね。
昨日は刺激的な一日を過ごさせていただきました。
かねてから日本建築(特に※数寄屋造り)に興味があり
独立を機にその想いは高まる一方でした。
※数寄屋造りとは、日本の建築様式のひとつである。数寄屋(茶室)をとりいれた住宅の様式とされる。
語源の「数奇」とは和歌や茶の湯、生け花など風流を好むことであり「数寄屋」は「好みに任せて作った家」といった意味で茶
茶室を意味する。 『Wikipedia』引用
伊東の加藤美建さんに無理言ってお願いし
沼津の大中寺にある数寄屋を拝見させていただきました。
そこには自分の想像を絶する空間がりました。
感動と同時に見れば見るほど自分の未熟さを痛感しました。
「し、知らない事が多すぎる。」
↑天井には金箔と古材が並んでいる。
住職さんのはからいでお茶をいただきました。
この場に漂う空気に圧倒され正直味は覚えてません(笑)
日本全国選りすぐりの古材で構成されたこの空間には
すべてに意図があり、物事の原理原則が働いてました。
伝統工法なのにアバンギャルド。
一見バラバラにみえる材料を使っているのに統一感があり
すごく説得力がありました。
↑ 手前の障子の桟より丸窓の障子(奥側)の桟のピッチを細かくすることで奥行をだしている。
そしてお昼までいいただき
その後書院造りが残る本殿、東屋まで拝見させていただきました。
ここでは書ききれないことがまだまだあるので
日本建築のことをまたブログで書いていきたいと思います。
生産性を重要視する現代において、手間やコストがかかる日本建築のニーズは少ないと思います。
しかし建築は芸術や文化に昇華することもあります。
日本建築は絶やしてはいけない大切な文化だと思います。
これからもっともっと勉強していきたいなと思います。
そして自分の仕事に活かしていきたいと考えています。
「いいものは時代を超える。」
空間以上に印象的だった棟梁のお言葉。
和尚さん、棟梁。
恥ずかしいくらい無知な私に丁寧に教えていただきありがとうございました。
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