昭和56年生まれ、酉年。私たちの世代より上の方は、衣食住を取り巻く環境が劇的に変わったと感じているのではないでしょうか。今は、欲しいものを好きな時に、自分のタイミングで買える時代です。いつ、どこで買ってもある程度のクオリティは担保され、買い物で大きく失敗することも少なくなりました。よく言えば「期待通りのもの」が手に入る。その一方で、「期待以上の喜びや感動」に出会う機会は、少なくなったようにも感じます。どんな物事においても失敗が許されにくい今、「イチかバチか」よりも「期待通り」が好まれる。
それはとても便利で安心なことですが、少しだけ物足りなさも感じます。
先日、御殿場のセレクトショップで赤いニットを購入しました。もちろん、その服自体をいいなと思ったのですが、それ以上に「このお店で、この人から買いたい」という気持ちが強くありました。久しぶりに、いい買い物をさせていただいたなと思います。これだけモノが溢れている時代、良質なものは比較的簡単に手に入るようになりました。だからこそ、モノそのものの良し悪しだけではない部分に、買う理由が生まれているのかもしれません。私は、いくら使いやすくても、大量生産されたものにはあまり興味がありません。つくり手の考え方が見えたり、わざわざそこへ行かないと出会えなかったり。
誰から買うのか?誰がつくった料理を食べるのか?そして誰と一緒にものづくりをするのか?大切な事だと思います。
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