家を商品として考えるかはたまた作品として考えるかによって家づくりの工程は大きく異なります。
前者の場合は車や家電のように予め知識を身につけてから購入するので大きな失敗を避ける事ができるのと同時に良くも悪くも想像の範囲は超えません。
後者は予め用意されたものがないので多くの時間と労力を費やします。
先日のblogでも書かせていただいたようにイメージの共有やストーリーが大切になってきます。そしてその先には想像を超える空間が待ってます。
では「商品」と「作品」どちらがいいのでしょうか?
家のクオリティーはコモディティー化が進み差別化がしづらくなってきています。なので気密や断熱の数値で差別化を試みる会社が増えています。
では数値が高い家が本当に住みやすいお家なのでしょうか?
私の母親は「最近の携帯電話はいらない機能が多すぎて使いづらいわあ~。」と言います。
家でも全く同じ現象がおきていて、過剰スペックな家=無駄なところにコストを費やす家が増えてきています。住まい手にとって「何が過剰でなのか?」これを見極める事が非常に大切になってきています。以上が商品ハウスにあるある話。
一方作品と呼ばれるものはというとこちらはこちらで
住まい手に伝わりづらい部分にコストをかけがちな傾向にあると思います。
私たちプロから見て拘ってる部分には大概予算と時間が割かれています。
「デザイン=問題解決」なので困ってもない人に
問題解決策を提起したって時間もコストも無駄です。
結論住まい手が求めるもの商品があればわざわざオーダーする必要はなく、求めるものがなければ作り手と一緒に家づくりをする。
そのためにはしっかり自分自身が求めるものを整理整頓する必要があります。
何かいい事言おうと思いましたが、書いてるうちに当たり前の結論になっちゃいました。
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