先日職人さんたちと忘年会でした。
基礎屋さん、大工さん、電気屋さん、建築士さん、板金屋さん、水道屋さん、建材屋さんなど様々な職種の方々が集まっていました。実はこの手の集まりはあまり得意でないのですが、職人さんたちと話しをする絶好の機会。すごく有意義な時間を過ごさせていただきました。
ある職人さんと話ししてる時に『現場の事を考えてくれて助かるよ。』と言われそれに対して私は『いつも助けていただいて感謝してます。』と日ごろの感謝をお伝えする事ができました。このブログをご覧いただいてる多くの方には、社会人として当たり前で何の変哲もない会話に聞こえると思います。
私、この会話ができるまでにサラリーマン時代含めて10年以上かかりました。
どういう事かと言うと、設計者(というか私)は現場で嫌われる存在で、職人さんたちと衝突する事も多く、その度にひどく落ち込んだものです。(飲み会に参加すると十中八九職人さんと揉めてたサラリーマン時代。当時は頑固で力不足でした…)
どうすればお互いが少しでも心地良く仕事できるのか考えた末に出た答えが『歩み寄る、半歩譲る。』建築の現場は自分の気持ちが露になりやすい環境下です。フィジカル以上にメンタル面が大きく作用する仕事であり、少しの気遣いで現場の雰囲気は好転します。良い雰囲気づくりを意識していたら、助けてくれる職人さんが増えました。助けてくれるので私も現場が少しでも快適になるように、デザインと施工性のバランスをより考えるようになりました。この循環がいい流れを生み出してく。より良い現場をつくれるように頑張りたいと思います。
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