現在リノベーション現場に時間を割いてます。新築とは違い図面では表すことが難しいことが多く。現場判断によるところが多いからです。正直大変ですが、個々の能力が顕著にでるので面白くもあります。現場から離れることができず他の仕事になかなか手がつけれませんが・・・
表題にある「監督不要論」これは結構辛辣なタイトルですが、よく現場で職人さんたちと話題になるのでこのことについて少し考えてみようかなと思います。
近年はDX化がすすむにつて人の手間をなるべく簡略化する建築手法が席巻しつつあります。それに伴い監督=段取り屋さんや安全管理屋さんになってきてるよねー。というのが現場の声(一部ですが)これはすなわち現場や建築に詳しい技術者の能力が下がっていく事と同義と思っています。
おそらく医療の世界などが代表的だと思いますが、個々の状況によるものや、再現性が低いタスクはその時その時の状況判断が必要になります。建築(特にリノベーションやリフォーム)は特にそうで、元請けの会社が職人さんの知識、経験に助けられてるシーンはたくさん見てきました。
建築というものはその時代背景などがわかるなど文化的側面もあると思います。
規格住宅や画一的な家をつくるほうが楽だし、利益もでるのは理解できますが
難しい仕事や納まりなど拘りをもった監督も必要だと思っています。
若いスタッフにも良く言いますが、仕事における個性というものを大切にしてほしいと思っています。「〇〇さんのおかげです。ありがとうございます。」このような言葉をいただけるようになるためにはスキルをあげてくしかないと思っています。
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