かっこつけたタイトルでごめんなさい。
先日現場の職人さんが
「紙の上で考えることと、現場で起きていることは全く違うものだよ。」
とおっしゃっていました。
これはすべてのものづくりに共通することだと思いますが
夜な夜な机の上で考えるよりも、
現場に行ったほうが答えがすぐ見つかることがよくあります。
人の手がつくるものなので。
アナログ的なところがこの仕事の魅力の1つだと私は思っています。
多くの住宅会社は「耐震」だったり「構造」だったり
いわゆる仕様というものをそれぞれの会社がうたっています。
その中でも基礎の部分は、会社によってそう大差がないと思っています。
なぜなら国が定める法律の仕様で十分頑強だからです。
でもそれはあくまで数字上の話
しっかり施工されたうえで安全が保証されているものだと思います。
同じ鉄筋の数でも施工の方法によって当然強度も変わってくると思います。
すごく綺麗な基礎でした。
「見えなくなるところだからきっちりやらないとね。」
とさらっと言っていた親方がかっこよすぎた。
ハウスメーカーさんが「商品の均質化」を求めるために
「工業化」する理由がよくわかります。
現場の精度が人の経験や性格に左右されなくすむから。
AIだの人工知能だの発達によって多くの仕事がロボットにとってかわると言われています。
建築の仕事も多くの部分がそれらにとってかわると思います。
でもそれは先の話で、今はまだまだ多くの人の手によって家はつくられています。
「まずは人」
私もより向上したいと思っています。
まだまだ地道にアナログでいこうと思っています。
とこれから細かい図面を描く自分を励ましています。(笑)
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