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日々のこと

2024.08.12 Mon

title : 耐震。

昨今、住宅を建てるハードルが上がってきています。価格高騰や自然災害、この夏においては異常なまでの暑さ。その諸問題をクリアすることがまず第一に家に求めれる事です。限られた予算の中でお家を建てるためには優先順位をつける必要があります。弊社の考えとしては耐震→防災→断熱→デザイン(素材)→気密の順でしょうか?

耐震については耐震等級3(許容応力度計算)。防災については傾斜地は避ける、水害が考え得る地域では宅盤のかさ上げ。断熱については等級5~6
ここまではマストだと思っています。そしてこの条件を満たすには中古物件だと非常にハードルが高くなります。役所が行っている耐震診断だけでは建物の耐震性は断定することはできず、柱と梁の接合部をひとつひとつ確認する必要があります。年始に起きた能登の地震では倒壊を免れた多くの住宅は2000年6月以降に建築されたものだったそうです。

万博のパビリオンにも象徴されるように今後世界の建築は木質化にすすんでいく事が予想されます。日本の住宅も木造の割合が増えてきております。木造の耐震性能は様々な考え方があり、何が最も優れているのかはわかりません。ゆえに設計者やデザイナーがどういった考えに基づいて耐震を考えているのかはとても大切になります。より専門的な知識がないとますます難しい時代になってきました。

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